YUMEJI 営業所ニュース 2015年5月イベント報告その① 『ヴァンダナ・シヴァ いのちの種を抱きしめて』 2015年06月02日 (火) ☆5月14日(木)10:30~ エコハウス ゆの営業所 菊地亭でのエコなお話し会
  『ヴァンダナ・シヴァ ~いのちの種を抱きしめて~ with 辻 信一』上映会♪

残念ながら人数が集まらなかったのですが、予てから菊地さんのオススメなDVDの上映会をするとのことでしたので、
新緑もだいぶ深まってきたエコハウス菊地亭にKさんとお邪魔させていただきました♪
                                                     


ヴァンダナ・シヴァさんは、1952年インドで出生。世界に種子保存を呼びかけ、そして実践する暮らしを送る、科学者であり、環境活動家の女性です。

6歳のお誕生日に忠実なガンディー主義者のお母様から「何が欲しい?」っと聞かれ、「友達が着ているようなナイロンのコートが欲しい」と応えたところ、
お母様から「ナイロンのコートを買ってあげてもいい。でも、覚えておくのよ。コート代は結局、大金持ちの高級車に化けるの。
もし、あなたがガンディーの教え通り、いつもの手紡ぎ手織りのカディを着続けたなら、どこかの貧しい母親と子どもたちのご飯になる。
さあ、あとはあなた自身が決めなさい」と教えを受け、それ以来ずっと手紡ぎ手織りのものだけを着てきたと・・・・。

6歳にしてこの選択をするとは・・・・。が~ん!!っとしょっぱなから、衝撃的なスタートでした。

ヴァンダナさんは、一貫して多国籍バイオ企業による農業支配に警告を発し続け、有機農法の研究と実践、普及活動のためのネットワーク
として、NPO『ナヴァダーニャ(9つの種)』を立ち上げ、個々の地域にあった伝統的な種子に関する知識を集約し、それを農民達に提供していらっしゃいます。

そして、ナヴァダーニャ農場では、630品種に及ぶ米のほか、多品種の麦、雑穀、野菜、ハーブの種子を栽培、採取し、シードバンクで保存し、
また自ら、ナヴァダーニャ農場内に「ピジャ・ビディヤピース(種の学校)」を設立。生物多様性、持続可能性、ガンディー思想など多岐にわたる講義やワークショップには、世界じゅうから新しい生き方や社会のあり方を模索する若者が集まっているそうです。近代的な物に一切頼らず、昔ながらの手作業で大切な種をみんなで助け合って守っている姿に感動しました。

また、私がとても印象的だったのは、辻さんがヴァンダナさんに「生きる歓び」とは?っと問いた場面。

ヴァンダナさんの生きる歓びとは、生きるアート。
そもそも生命の本質は歓び。その源は、美しい大地、豊かな土壌、畑にいる歓び。静けさと新鮮な空気の中にいる歓び。コミュニティを、友達を持つ歓び・・・。自分達でものを作る能力。そしてガンディーの思想。これらの歓びこそが私達の生きがいです。

大企業なんかいらない。巨大銀行も必要ない。まして有毒な種や植物なんて・・・・。

決して諦めてはいけません。経済システムは私たちを見捨てるかもしれない。しかし、地球は私たちを見捨てません。

だから自分自身を見捨ててはいけない。誰もが、小さな草や虫、この世の最後の人間でさえ。生きる意味をもっている。
その生きる意味を見出すのが、生きる歓び。っと・・・・・。

深~い深~い偉大な愛と真から温かい強さを感じる素晴らしい女性でした。
自分はここまでポリシーを貫いて生き抜いてはいないなぁ~~~っと思いました。

ヴァンダナさんの視点から「TTP」、「遺伝子組み換え(GMO)」、「たねの未来」について語っていまして、またさらに考えさせられるドキュメンタリーでした♪♪
菊地さん、いつも素敵なお話し会を企画してくださり有難うございます♪
ヴァンダナさんの愛に溢れた強い生き方から勇気をいただき、シナリーを通じて地球に大切な方々に出来る事を、歓びを育みあいながらさせていただきたいと思いました。

ちなみに、各地でも、上映会&講演会を行なっているそうです。ご参考までに・・・・。
http://kokucheese.com/event/index/170826/

☆☆☆シナリーYUMEJI営業所  盛吉育子☆☆☆
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